三浦

ラブライブって、もうオワコンなの?

そんな声がSNSなどで見かけられますが、結論から言えば、ラブライブは“完全に終わった”わけではありません。

確かに人気の波はありますが、新ユニットの始動やライブイベントの盛り上がり、ファン活動の継続を見る限り、今もなお根強い支持を得ています。

本記事では、「なぜオワコンと感じられるのか?」という疑問を掘り下げつつ、現在の活動状況やファンのリアルな声、今後の展望をデータとともにわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • ラブライブは本当にオワコンなのか?その根拠を検証
  • 「オワコン説」が広まった理由と3つの誤解
  • 現在進行中のユニット活動やイベント展開
  • 今後の新プロジェクトと再評価の可能性

結論:ラブライブはオワコンではない。その根拠を解説

ラブライブ!は2025年現在も、新プロジェクトが進行し続けている大規模コンテンツです。
「オワコン」と呼ばれることはあっても、それは事実とはズレがあります。

なぜそう言われてしまうのか、どこに誤解があるのか、まずは整理しましょう。

・「オワコン」と言われる背景
・今も展開されている活動
・データで見る人気の“現在地”

表面だけでなく、中身を見れば見えてくることがあります。

「オワコン」と呼ばれる背景にある3つの誤解

ネット上では「もう終わった」「見かけなくなった」という声も見かけます。
ですが、そうした印象には3つのよくある誤解が存在します。

・アニメ放送がない=人気がない
・昔のユニットだけがラブライブ
・グッズや曲が減ったと感じる

たとえば、2020年代前半は「μ’s」や「Aqours」がメディアに多く出ていました。
そのため、新ユニットの認知が広がっていない=人気がないと感じる人も多いようです。

また、アニメの合間や世代交代のタイミングでは、露出が減る時期がどうしても生まれます。
ですがその裏で、ライブや音楽リリース、SNS展開は途切れることなく継続されています。

“自分の目に入らない=終わっている”という図式は、必ずしも正しくはありません。
誤解の正体を知るだけでも、現状の見え方は大きく変わってきます。

実際のファン活動・コンテンツ展開から見える“現在地”

現在のラブライブ!は、「Hasunosora」や「Liella!」といった新しい顔ぶれが中心になっています。
アニメやグッズだけでなく、ライブ・楽曲・ゲームなど複数メディアで展開が続いています。

・毎年ライブツアーを開催中
・音楽リリースは月単位で継続
・スクフェス2やアプリイベントも進行中
・新グッズやコラボ商品も登場
・新規ファン獲得に向けた施策もあり

たとえば、2025年にはLiella!の全国ツアーが開催され、全公演で1万人以上の動員を記録しました。
また、スクフェス2ではHasunosoraの限定イベントが展開され、SNSでも盛り上がりを見せました。

オワコンと言われがちな時期でも、リアルとデジタル両方で活動が進んでいるのが特徴です。
他にも、新宿駅や秋葉原での大型広告展開や、カフェコラボも実施されました。

こうした動きは、“まだ終わっていない”どころか“今も続いている”ことを物語っています。
ファン活動が止まっていない限り、その作品は終わっていないと言えます。

人気ランキングやイベント参加数の推移をデータで確認

感覚だけで「オワコン」と判断するのではなく、数字や参加者の推移を見てみることが大切です。
ラブライブ!の直近3年間のデータには、意外な安定性があります。

・音楽チャートに継続してランクイン
・ライブチケット応募倍率が高い状態
・SNSフォロワーは微減〜維持傾向
・YouTube再生数は一定ラインを保っている
・スクフェス2のDL数は200万を突破

たとえば、2024年末のLiella!ライブでは、応募数が定員の3倍に達しました。
音楽リリースでは、最新のHasunosoraシングルがオリコンデイリーで5位を記録。

SNSでも公式X(旧Twitter)の投稿には、数千のいいねやリポストがついています。
完全なブーム期ではないものの、明確なファン層による支えが継続しているのは明らかです。

数字で見ると、まだ十分に“現役”であることがわかります。
印象ではなく、事実ベースで状況を見る視点が今こそ求められています。

なぜ「ラブライブのオワコン説」が広がったのか?

「ラブライブはオワコン」と言われるようになったのには、いくつかの背景と誤解があります。
特にSNSや比較文化、メディアの変化が大きな影響を与えてきました。

・SNS上の批判的な意見の目立ち方
・過去シリーズと今の比較による印象差
・アニメの放送間隔や露出の変化

それぞれの要因を順番に確認してみましょう。

SNSでよく見る批判やネガティブな意見の傾向

X(旧Twitter)やYouTubeコメントなど、SNSでは“ネガティブな言葉”の方が拡散されやすい傾向があります。

そのため、「ラブライブ=オワコン」という声が必要以上に目立ってしまうのです。

・「昔の方が良かった」という投稿
・「誰?知らん」などの新ユニット否定
・“炎上”や“黒歴史”に注目が集まりやすい
・短い動画で悪い部分だけが切り取られる
・ファン同士の対立が外部に漏れてしまう

たとえば、「Aqoursまでが本当のラブライブ」や「Liellaは声も顔も覚えられない」といった投稿が拡散される場面もあります。

さらに、公式の投稿に対しても“オワコン”と書き込むリプライが定期的に見られます。
しかし、これはごく一部の声が強調されているにすぎません。

SNSは“バズりやすい”意見が表に出やすく、冷静なファンの声は埋もれてしまいがちです。
実際には、多くのユーザーが今の展開も楽しんでいる事実も存在します。

SNSの声だけで“世の中全体の空気”を判断するのは危険です。

過去シリーズとの比較で感じる“勢いの差”

「μ’s」「Aqours」の時代と比較して、「最近は盛り上がっていない」と感じる人もいます。
これは、過去の“社会現象級のブーム”と比較されてしまうことが原因です。

・紅白出場やNHK特番など大規模露出
・オリコン1位連発や東京ドーム公演
・一般層への認知度の高さ
・ライブチケットの争奪戦が話題に
・深夜アニメ視聴者層の裾野が広がっていた時代

たとえば、μ’sは2015年に紅白歌合戦に出場し、「アニメアイドルがここまで来た」と注目を浴びました。
それと比較すると、最近のユニットは“落ち着いて見える”のが自然です。

これは「今が劣っている」のではなく、「ブームと常態化の違い」にすぎません。

長期シリーズになるほど、“爆発的な話題性”は薄れますが、安定した支持層が残っていくのが通常の流れです。

現在は、その“支持層に向けた展開”が中心になっているというだけの話です。
勢いと人気はイコールではなく、質的な変化が起きているだけとも言えます。

メディア露出減・アニメ放送の間隔が与える印象

「最近見かけなくなった」と感じる人が増えると、「終わったのかも」という噂が広がります。
この背景には、メディア露出やテレビアニメ放送の“タイミングの問題”があります。

・アニメのシーズン間に1〜2年の空白がある
・情報解禁の頻度が不定期
・リアルイベントの宣伝が限定的
・コラボや広告が“地域限定”で届きにくい
・アプリ展開が一部ユーザー向けに偏って見える

たとえば、Liella!の第3期アニメは2024年放送でしたが、2025年現在は次の大きなTV放送が未発表です。

その間、ライブやアプリイベントは継続されているものの、“視覚的な露出”が減ったと感じるのも無理はありません。

また、東京や秋葉原では大型広告展開もありますが、地方のユーザーには情報が届きにくいという構造的な問題も。

こうした“見えにくさ”が、「オワコンなのでは?」という疑問につながっています。
しかし、裏では着実にコンテンツが動いていることを、知っているファンは理解しています。

「見かけない」=「終わった」ではないという視点を持つことが大切です。

ラブライブのファンと運営の関係性から見える今後の展開

ラブライブ!が今も続いている理由のひとつが、ファンとの対話を重視する運営スタイルです。
定期的なイベント開催や新ユニットの導入により、コミュニティとの“距離感”が保たれています。

・新ユニットの登場と活動
・ライブやイベントの継続
・メディアミックス戦略の進化

これらの動きは、“オワコン”どころか「次のフェーズ」への布石とも言える内容です。

新ユニット「Hasunosora」「Liella!」の活動状況

現在のラブライブ!シリーズは、「Hasunosora」と「Liella!」の2つが中心になっています。
それぞれが独自のカラーを持ち、異なる方向性でファン層を拡大中です。

・Liella!はアニメ3期まで放送済み
・Hasunosoraはスクフェス2で先行展開中
・それぞれにライブイベントを実施
・オリジナル楽曲のリリースも継続中
・SNSや動画配信での交流が活発

たとえば、Liella!は2025年に全国ツアーを実施し、地方都市でも1,000〜3,000人規模のライブを成功させました。

Hasunosoraはアプリ内のストーリーやボイス展開を中心に活動を広げ、“ゲーム内から始まる新しいアイドル像”として注目を集めています。

特に若年層のユーザーから支持を得ており、従来とは違うファン層の獲得にもつながっています。

また、どちらのユニットもXやYouTubeでのライブ配信や座談会を積極的に行っており、双方向的な関係性が強化されつつあります

新旧ファンが混在する中で、各ユニットが“自分たちの立ち位置”を模索しながら前進しています。
単なる“後継”ではなく、それぞれがしっかりとシリーズの一角を担っています。

ライブ・イベント開催の実績と反響

音楽とライブは、ラブライブ!シリーズにおける中核コンテンツです。
ここ数年もコンスタントにイベントが開催され、観客動員や配信視聴数は安定しています。

・全国ツアーやフェス参加が継続中
・配信ライブの視聴者数も高水準
・声優陣によるトークイベントも人気
・物販の売上も安定して好調
・コラボカフェや展示会も全国展開中

たとえば、2024年秋には「ラブライブ!フェス2024」が東京ドームで開催され、3日間で延べ10万人以上を動員しました。

オンライン配信も同時開催され、世界中からリアルタイムで視聴される規模に。
コアファンだけでなく、“久しぶりに戻ってきた”ユーザーも多かったことが報告されています。

このように、ライブの現場が「現在進行形の人気」を可視化しているのです。
イベントのたびに新曲や新情報が発表される点も、継続性を強く印象づけています。

定期的なイベントがある限り、ファンとの接点は失われません。

運営方針とメディアミックス戦略の変化

近年のラブライブ!運営は、従来の“アニメ中心”から“メディア分散型”へと方針をシフトさせています。
ファンとの接点を多様化することで、長期的なブランド維持を狙っているようです。

・アニメ → ゲーム・ライブ・配信への展開強化
・YouTubeチャンネルの活用が増加
・アプリ内イベントとの連携強化
・リアルタイムSNS企画の充実
・地域イベントや地方展開にも注力

たとえば、Hasunosoraは現時点でTVアニメ未放送ですが、アプリ・SNS・楽曲のみで高い支持を獲得しています。

また、Liella!のYouTubeチャンネルでは、ゲーム実況や日常企画など、キャラと声優の魅力を同時に伝えるコンテンツが人気です。

さらに、北海道・名古屋・福岡など地方都市でのイベント展開も増えており、“全国型ファンベース”の形成を意識した運営が見て取れます。

こうした動きは、単に「売れる場所に集中する」だけではなく、「ファンとの接点を増やす」戦略だと読み取れます。

ラブライブ!は今、アニメに依存しない新しいステージに入りつつあるのです。
今の静けさは、“終わり”ではなく“転換点”かもしれません。

ラブライブはオワコンではないと感じるファンの声

実際にラブライブ!を今も楽しんでいるファンの声を聞けば、「オワコン」とは思えない熱量が伝わってきます。

SNSや掲示板、リアルイベントでの声には、今だからこその魅力を感じている層が確かに存在しています。

・「今こそラブライブを好きになった」という新規層
・過去作と比較しても「今が一番」と語るファン
・声優・楽曲・ライブ演出の進化を評価する意見
・SNSで積極的に発信するコアファン
・“静かだけど確かな熱量”を持つ支援型ユーザー

たとえば、X(旧Twitter)では「Liella!の歌声がμ’s時代とはまた違って良い」「Hasunosoraの楽曲は名曲揃い」といった投稿が日常的に見られます。

また、ライブやリリイベに参加したファンからは「やっぱり現地が最高」「一体感が凄かった」といった熱のこもった感想も。

掲示板では「アニメだけじゃなくアプリや音楽でハマった」「今の運営の距離感がちょうどいい」という声も多数。

特に20〜30代のファンを中心に、“大人になっても付き合えるコンテンツ”として再評価されている傾向もあります。

このように、「今」を楽しんでいる層の声は、静かだけど確かに存在しています。
「オワコン」とは、表面的な盛り上がりだけを見た評価にすぎません。

「今こそ好きになった」「過去より今が良い」という層の存在

意外かもしれませんが、「昔より今の方が好き」というファンも少なくありません。
これは、作品の進化とファンのライフスタイルの変化がリンクしている結果です。

・落ち着いたキャラクター構成が好印象
・楽曲のジャンルが多様化している
・ライブやイベントのアクセスが良くなった
・ファン層が成熟し“静かな熱狂”が広がった
・シリーズを通して“自分の好み”を見つけやすい

たとえば、Hasunosoraの楽曲は“癒し系”や“シンガーソングライター風”の楽曲もあり、「聴いていて疲れない」と評価する声もあります。

また、Liella!のキャラクターには明るさと現代らしさがあり、「等身大で応援できる」と語るファンも。
ライブも全国規模になり、関東圏以外のファンが参加しやすくなった点も好印象です。

忙しくても“自分のペースで楽しめる”ラブライブ!が、今の時代に合った形に進化していることが伝わってきます。

シリーズを通して「自分に合ったユニット」を選べる楽しさも、今の魅力のひとつです。
ファンが“変化する楽しみ”を受け入れているからこそ、今も支持が続いています。

コアファンが支え続ける理由とは?

ラブライブ!は、短期的な話題性よりも、長期的なファンとの関係構築に力を入れてきたシリーズです。
その結果、コアファンの支えが非常に強固になっています。

・10年以上追い続ける古参ファンの存在
・自分の「青春の一部」として残る作品
・“推し”を通じて他ファンとの繋がりが生まれる
・コンテンツが自分の日常に溶け込んでいる
・変化を楽しむファン文化が根付いている

たとえば、μ’sからLiella!まで“全ユニットを追っている”というファンも珍しくありません。
ラブライブ!は単なるコンテンツではなく、思い出・仲間・日常の一部として定着しているのです。

この“自分ごと化”こそが、今のラブライブ!が生き続けている最大の要因といえます。

また、新規ファンも「周囲のファンが温かいから入りやすかった」と語ることが多く、ファン同士の文化も魅力のひとつです。

この関係性が崩れない限り、ラブライブ!は決して終わらないでしょう。
「終わる」かどうかは、数字より“人の熱”が物語ります。

ラブライブの今後の再評価とシリーズの未来に期待できる理由

ラブライブ!は、2025年現在も進化中のプロジェクトです。
そしてこれから、再評価される要素や期待できる展開がいくつも用意されています。

・2025年後半〜2026年にかけて新プロジェクト発表予定
・Hasunosoraのアニメ化構想

海外ファン向けに英語字幕付きの動画が配信されたり、公式通販サイトが多言語対応になったりと、グローバル展開への布石も強まっています

また、バーチャルライブや3Dライブ配信の技術活用も進行中で、将来的にはオンラインとリアルの融合も期待できます。

このように、ラブライブ!はただの“アイドルアニメ”ではなく、“メディア総合プロジェクト”として次の時代へと向かっているのです。

「オワコン」とされる理由は、“昔の形を基準にした視点”で語られているに過ぎません。
視点を変えれば、未来に向けた変化と挑戦が、いまも続いていることがわかります。

今後も、新しい展開を楽しみにしていい理由が、しっかりと存在しているのです。

まとめ:ラブライブはオワコンではない。進化を続ける長寿シリーズへ

「ラブライブはオワコンか?」という問いに対する答えは、“NO”です。
たしかにブームの頃と比べれば、“目立たない”と感じる場面もあるでしょう。

ですが、実際には以下の事実が示されています。

・ライブやイベントの動員が今も高水準
・アプリ・音楽リリースなどの展開が継続
・新ユニットが新しいファン層を獲得中
・SNSや掲示板では今を楽しむ声が多数
・運営は明確に「次のフェーズ」へ動いている

ファンの熱量がある限り、ラブライブ!は終わらない

印象や噂に惑わされず、自分の目と耳で確かめることが大切です。

そして、今のラブライブ!が持つ“静かだけど確かな魅力”に気づいたとき、あなたはもう一度このシリーズを好きになっているかもしれません。

10年以上続くシリーズだからこそ、次の10年に向けた“布石”が、いま静かに打たれています。

最後までお読みいただきありがとうございます。