『Dead by Daylight Mobile(DbDモバイル)』は、2025年3月20日をもって正式にサービス終了しました。
非対称型ホラーゲームの代表作として人気を博した同作ですが、開発元とパブリッシャー間のパートナーシップ解消により、終了が決定されたと公式から発表されています。
本記事では、終了の理由・経緯・影響をわかりやすく解説するとともに、
「これからどこでDbDを楽しめばいいの?」「データはどうなる?」という疑問にも答えます。
この記事でわかること
- DbDモバイルの終了日・終了理由と背景
- ユーザーの反応と今後の影響
- 本家版(PC/PS5など)への移行方法
- サービス終了後に遊べる代替ゲームや今後の展望
結論:DBDモバイルは2025年3月20日でサービス終了済
人気の非対称型ホラーゲーム『Dead by Daylight Mobile』は、2025年3月20日をもって正式にサービスを終了しました。
突然のように思えた終了ですが、実は数か月前から告知されていました。
・終了日:2025年3月20日(木)
・対象地域:日本を含む全世界(グローバル版)
・理由:開発元とパブリッシャー間の契約終了
・影響:アプリの起動不可、データ完全消去、課金機能停止
これにより、モバイル版でのプレイは一切できなくなり、長年積み重ねたデータもすべて利用不可能となっています。
終了日時と対象地域の詳細まとめ
『DBDモバイル』は、Behaviour InteractiveとNetEase Gamesによる共同開発で、モバイル特化のゲーム体験を提供していました。
ですが、2025年3月20日(日本時間)、すべてのサービスが完全停止となりました。
・iOS / Androidアプリストアから削除
・公式SNSアカウントも段階的に停止
・お知らせ・ヘルプセンターも終了済み
特に、日本・北米・欧州などの主要地域で同時にサービスが終了したことで、ユーザーへの影響は世界的なものとなりました。今ではアプリを起動してもサーバーに接続できない状態が続いています。
公式発表内容と事前告知のタイムライン
突然の印象が強かった今回の終了ですが、公式発表は約2か月前の2025年1月15日に出されていました。
・2025年1月15日:公式サイト・SNSで終了を告知
・同日:課金機能(オーリックセル販売)停止
・2025年3月20日:サービス終了、アプリ動作不可に
・2025年4月末:一部払い戻し対応終了
終了理由として運営は「パートナーシップの終了」と明言。
Behaviour社とNetEaseの間で契約満了による協業解消が行われたため、運営体制を維持できなくなったことが、主な要因とされました。
また、「すべての進行状況とデータは保存不可」と事前に明記され、ユーザーがデータを退避させる方法も提示されないまま終了しました。
短期間の告知とあいまって、混乱や批判の声も少なくありませんでした。
利用不可となる機能とデータの扱い
サービス終了により、次のような機能はすべて利用できなくなっています。
・アプリ起動(ログイン含む)
・全キャラクター・スキン・BPなどのデータ
・マッチメイキング機能・プレイ履歴
・課金履歴・購入アイテムの閲覧
つまり、「再インストールすれば遊べる」ということは一切ありません。
本作はオンライン専用設計のため、オフライン版も存在していません。
終了後は、完全にデータが削除され、復旧手段もなしという形式です。
一部課金ユーザーに対しては、オーリックセル未使用分の払い戻し対応が実施されました。
その受付も現在は終了しており、対応には期限が設けられていた点に注意が必要です。
なぜDBDモバイルがサービス終了に至ったのか?
『DBDモバイル』は人気の高い非対称対戦ゲームであり、
本家『Dead by Daylight(PC・コンソール版)』のモバイル展開として期待されていました。
それにも関わらず、2025年3月にサービスが終了した背景には、複数の運営上・開発上の課題があったことが読み取れます。
以下の3点が、主な終了要因として挙げられます。
・パートナーシップの解消(Behaviour × NetEase)
・運営・アップデートの継続的困難
・コンシューマー版との方向性の違い
ここからは、各要素を詳しく見ていきます。
開発元とパブリッシャーのパートナーシップ解消が主因
『DBDモバイル』の運営は、Behaviour Interactiveが開発を担当し、NetEase Gamesが一部地域での運営・配信をサポートしていました。
しかし、2025年初頭に両社のパートナー契約が終了。
これにより、モバイル版のグローバル運営体制が維持できなくなったとされています。
公式発表でも、「長年の協業に感謝しつつ、今後は各社がそれぞれの方向で動く」と説明されていました
継続的なアップデートやユーザー対応の責任分担が困難になり、やむを得ずサービス終了に至ったというのが、運営側の主張です。
つまり、「開発したくても、運営体制を組めなくなった」という事情があったのです。
継続的なアップデート・改善の難航
サービス後期には、バグ修正の遅れやイベント更新の停滞が顕著になっていました。
・期間限定イベントの頻度減少
・キャラクターの新スキン追加が止まる
・パークバランス調整の遅延
・不具合報告への対応が遅れる
こうした状況に、プレイヤーからも「運営がやる気ないのでは?」といった声が挙がっていました。
特に、本家版と比べて環境の進化が遅かったため、「古いまま取り残された感」が出ていたのも否定できません。
サービス継続のためには、常にアクティブな開発体制が必要ですが、それが困難になった時点で、“終わり”が近づいていたと言えるでしょう。
コンシューマー版との方向性の違い
もう1つ大きな要因として、本家との差別化や整合性の難しさがあります。
・モバイル版独自の操作性・UI設計
・一部キャラ・パークが未実装のまま
・クロスプレイ非対応で別環境として孤立
・イベントやスキンの提供タイミングもずれる
ユーザーの間でも、「本家と同じにしてほしい派」と「モバイル専用の良さを活かしてほしい派」で意見が割れていました。
この“立ち位置の曖昧さ”が、ユーザー満足度の低下につながったと考えられます。結果として、「どっちつかず」の印象が強まり、支持を維持できなかったのです。
運営はこうした事情を総合的に判断し、サービス終了が最善の選択肢だと決断したのでしょう。
DBDモバイルのサービス終了に対するユーザーの反応
『DBDモバイル』のサービス終了が発表されると、SNSや掲示板には、さまざまな声が溢れました。
悲しみ、驚き、怒り、そして諦め——
多くのプレイヤーにとって、予想以上に大きな出来事だったのです。
・「モバイルで手軽に遊べたのに残念」
・「ついに終わったか…なんか寂しい」
・「やっぱり最近、放置気味だったもんな」
・「課金した分どうなるの…」
とくに、長期的に遊んでいたユーザーや課金勢からは、落胆と不満の声が多く寄せられていました。
SNS・コミュニティに寄せられた悲しみと不満
X(旧Twitter)、Reddit、YouTubeのコメント欄では、サービス終了を惜しむ投稿が数多く見受けられました。
・「好きなスキンを集めてたのに全部消えた」
・「フレンドとやってたのが日課だった」
・「突然すぎて、心の準備ができてなかった」
・「もっとちゃんとした引き継ぎとかあってもよかった」
一方で、「やっぱりね」「放置されてたから仕方ない」といった冷静な反応も多数ありました。
特に、イベントやアプデの停滞を感じていた層は、ある程度覚悟していたようです。
全体としては、惜しむ気持ちが大多数を占めながらも、運営への疑問や課題点を指摘する声も多かったのが印象的です。
コミュニティの一部では「せめてオフラインモードだけでも残して」という声も根強く残りました。
「なぜ終わったのか」へのユーザー目線の考察
ユーザー間では、終了理由に関する様々な憶測が飛び交いました。
・「やっぱり課金ユーザーが減ったから?」
・「バグ放置がひどすぎて人離れたよね」
・「本家との内容差が大きすぎた」
・「アップデート全然来なかったし…」
特に多かったのは、「本家版との差に疲れて離脱した」という声。
コンソール版の方がコンテンツが充実しているうえに、
クロスプレイやeスポーツ展開もあり、魅力の差を感じていた人が多かったようです。
また、「NetEaseとの運営スタイルが日本のユーザーと合ってなかった」という意見もありました。
こうした点から、運営の方向性とユーザーの期待がすれ違っていたことが、終了の引き金になったのかもしれません。
課金勢・長期プレイヤーの声を拾う
特に強いリアクションを見せたのが、課金勢や1年以上継続していた長期ユーザー層です。
・「今までの投資はなんだったのか…」
・「お気に入りキャラのスキン、スクショして残した」
・「毎日ログインしてコツコツやってたのに…」
ゲームを通して思い出やつながりを築いてきた人にとっては、単なるアプリ終了以上の意味を持つ出来事だったのです。
中には、「モバイルだからこそ気軽に遊べていたのに」と、本家移行に不安を感じる声も少なくありませんでした。
やはり、モバイルならではの良さを愛していた層ほど、喪失感も大きかったことが分かります。
DBDモバイル終了後の選択肢と対応策
サービスが終了してしまった今、『Dead by Daylight Mobile』のプレイヤーに残された選択肢は何でしょうか?
ここでは、プレイ継続の代替案と注意しておきたい対応策について解説します。
本家(PC/コンソール版)への移行は可能?
最も自然な選択肢は、本家『Dead by Daylight』への移行です。
・対応プラットフォーム:PC(Steam/Epic)、PS4/5、Switch、Xbox
・基本プレイ内容はモバイルと同様(キラーvsサバイバー)
・定期的なアップデート、バランス調整あり
・eスポーツ展開、Twitchなど配信者も多数
モバイル版と比べて、グラフィック・操作性・コンテンツ量は圧倒的に本家が上です。
すでに多くのモバイル版ユーザーが「PC版へ移行した」とSNSで報告しています。
ただし、課金データやアカウント情報の引き継ぎはできません。
つまり、ゼロからのスタートになりますが、より充実した環境でDBDを楽しみたい方には、本家移行が最適です。
データの引き継ぎや補填対応はあるのか?
残念ながら、モバイル版から本家版へのデータ引き継ぎや補填対応はありません。
・キャラ・スキン・通貨の移行不可
・アカウント連携も別扱い
・オーリックセルの払い戻しのみ一部実施済(※終了済)
「引き継ぎできると思ってた」という声もありましたが、プラットフォームが完全に別であるため、引き継ぎ機能は存在していません。
公式も「すべての進行状況は消去されます」と明確に案内しています。
今後も復活・再開の予定は発表されておらず、モバイル版は完全終了と受け止めるべきでしょう。
類似タイトル・代替ゲームのおすすめ
非対称型対戦が好きだった方へ、以下のゲームもおすすめです。
・『Identity V(第五人格)』:NetEase運営のDBDライク作品。独自の世界観が人気
・『Evil Dead: The Game』:ホラー映画原作。協力・対戦要素あり
・『Friday the 13th: The Game』:ジェイソンが暴れるホラー対戦(※PC/CS向け)
・『The Texas Chain Saw Massacre』:新作非対称ホラー、グラフィック重視
特に『Identity V』は、モバイルで続けたい層に最も近い体験ができます。
また、DBDのような“逃げる緊張感”や“心理戦”を楽しみたい方にも向いています。
ただし、ゲームバランスや雰囲気には違いがあるため、まずは無料プレイで試すのが安全です。
今後、新しい非対称型タイトルが登場する可能性も高く、公式SNSやニュースサイトを定期的にチェックしておくと良いでしょう。
今後のDead by Daylightシリーズの展望
『DBDモバイル』は終了しましたが、本家シリーズは現在も活発に展開されています。
・最新のチャプター「Dungeons & Dragons」コラボが話題に
・毎月のように新スキン・パークバランス調整が実施
・eスポーツ大会「DBD Invitational」が世界各地で開催
・新モードやクロスプレイ拡充など、将来性も十分
Behaviour Interactiveは、「DBDブランドをグローバルで強化していく」と明言しています。
今後も、コラボ作品やスピンオフが登場する可能性は高く、いずれ新しいモバイル展開が発表される日も来るかもしれません。
非対称型ホラーゲームジャンルの未来予測
このジャンル自体も、近年人気が拡大しています。
・配信映えする=実況者に人気
・短時間でも緊張感ある対戦が可能
・ホラーやサバイバル好きに刺さる構造
DBDを中心に、新しいタイトルが次々登場しており、非対称型ホラーは一時の流行ではなく、ゲーム文化として根付いてきています。
『DBDモバイル』の終了は残念ですが、それがジャンルの終わりではないのです。
まとめ:終わりは、新しい出会いの始まり
『Dead by Daylight Mobile』のサービス終了は、プレイヤーにとって大きな区切りとなりました。
・2025年3月20日に全サービス終了
・理由は運営体制の限界と方向性の違い
・データ引き継ぎや復活の予定はなし
しかし、DBD本家は今も進化を続けています。
もしDBDの世界観が好きなら、ぜひ本家や他タイトルに触れてみてください。
そして、また新しい“恐怖と駆け引き”の世界で、あなたのプレイを再開してみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。